なんだろう? あのコ達もお弁当箱売り場が見たいのかな? 耳を澄ましてみたら彼女達の会話が途切れ途切れに聞こえてくる。 「――校の海里―」 「隣り――彼女?」 「うそ!」 「――いないはず――誰――」 どうやら彼女達は海里くんの事を知ってるみたい。 なんだか痛い視線を感じるのは気のせい? 今分かっている事は、彼女達と目を合わせちゃいけないって事。 「これなんてどう?」 「え!?」 海里くんが急に振り向くからビックリした。