それから朝食兼昼食を済ませて、ショッピングモールに連れてきてもらった。
移動にはタクシーを使った。
あたしにはこれっぽっちも思い浮かばない移動手段にビックリした。
その高校生にはリッチな移動手段にあたしのテンションは若干浮上した。
「じゃあまずお弁当箱見に行きたいな!」
おっさん…じゃなかった、親分に言われたもんね。
新学期までにお弁当箱用意しなかったら、あたし確実に命が危ないからね。
忘れないうちに買っておかないと!
「オッケー」
「よし!雑貨屋さんに行こう!」
あたしが歩き出すと海里くんはあたしの3歩後ろをついて来た。
あれ?
なんだかあたし亭主関白気分。
ん?逆?
カカア天下?


