今日からfamily!?



だけどあたしだけが気まずく感じてるだけなのかもしれない。

みんな普通に食事をしてる。

大地さんに至ってはあたしを見ながらニコニコしている。

バチッと目が合っちゃったから、あたしも笑顔を向けておいた。

ぎこちない事この上ない笑顔を。


「どうした?食べないの?」


陽くんが肉の刺さったフォーク片手に訊いてきた。


「食べる、食べる!ちょっと兄弟というものに圧倒されてただけ」

「え?」

「ううん。何でもない」


しばらく一緒に住めば彼らの事を理解出来る日がくるのかな。