夕飯は凄い豪勢だった。

キッラキラ眩しい程に。


あたしは気になって隣に座る陽くんに訊いてみた。


「いつもこんなに豪勢なの?」

「まさか。今日は潤の歓迎会だからだよ」

「うそ!」

「駿河さん頑張ったみたいだよ」


え!親分が!?

どうしよう、すっごく嬉しい!


「あとでお礼言いに行かなきゃ!」

「苦手じゃなかったの?」

「それとこれとは別だよ!」

「そっか」


そう言って陽くんは笑った。