ちょうどいい!
口止めしておこう!
あたしはリビングに学校から帰ったままの格好で入って、二人掛けのソファに座ってる陽くんの隣にお邪魔した。
「なんのゲーム?」
「あ、潤。おかえり」
陽くんはゲームから目を離さず言った。
海里くんに関してはチラリともあたしを見ない。
ゲームに熱中してる。
てか、2人とも帰ってくるの早いな。
もうちゃんと制服から着替えてる。
「ただいま。なんのゲームしてるの?」
「モンスター狩るやつだよ」
「へェ、海里くんも?」
「うん。海里と一緒に狩りしてんの」
「そうなんだ」
そっか。
ゲームしてるのか。
陽くんの持ってるゲーム機の画面を覗くと、でっかいモンスターと戦ってた。
「潤もやる?」
「ううん!あたしゲームはあんまり得意じゃないし!」
「そっか。残念」


