『な、なんで知って…』 「んー、この水晶にそう映ってるから…かな。」 ……。 「貴女…、近い将来、新しい恋をするでしょう。」 ………は? その人は、 念じるようにして水晶玉を覗いている。 胡散臭ッ……。 私は、 今度こそ無視して、 歩き出した。