鏡の向こう



私は、にやっと笑う伊織を無視して携帯を開いた。



“やばぃ寝い(笑)


昨日寝てないしね。


紗香ちゃんこそ、
寝ちゃダメだよ♪”



自然と笑みがこぼれる。




















すると、伊織は、

急に叫びだした。



「はぁぁぁあっ?!!!」