鏡の向こう



「ぁれっ、紗香、


…いいことでもあった??」





『?なんで??』



伊織の言葉に首をかしげると、



「なんか、嬉しそうな顔してる。





…彼氏か?!!!」



伊織が、

ニヤニヤしながら私を小突く。



『ちっ、違うから…。』



「またまたぁ~!!」


彼氏じゃないもん。



『昨日別れたし…。』



♪~♪~♪

その時、メールの受信音がなった。