「じゃぁー…、 矢津田の席は高橋の隣。」 私は担任の言葉に我に返った。 私の隣だ…。 「はじめまして。」 記憶が無くても、 拓海には変わりない。 『はじめまして。』 だったら、 また1から出逢えばいいじゃない。 だって、拓海は言ってくれたもん。 “俺、また逢える気がするんだ。 また、すぐに。” “その時は、また紗香に恋させて。” って。 だからね、 『はじめまして。 高橋紗香です。』 私もまた、 新しい貴方に恋をする。 ―End―