鏡の向こう



「何故か、実家にいた。
それに、紗香とおんなじ世界にいた。」



『ぁ……。』



そうだ。
拓海はもう1つの世界に住んでたんだ。



『なんで……?』

「さぁ。
…まぁ、これからはずっと一緒だし♪」



拓海は私をギュッと包み込む。


「紗香、愛してる。」

『私も。』

「永遠に?」

『永遠に!!』