「ちょ、ちょっと梓さん‼」 水谷君枝の金切り声が! ズンズン迫ってくる君枝 ズンズンズンズン マリは半泣きで後ろに隠れ ズンズンズンズン 慌てた私は咄嗟に屈み ズンズン 泥を引っ掴んで投げた ズンズンベチャ… 「ナイスピッチング♪」 パパが耳元で囁く さも可笑しいといわんばかりに それを聞いた途端 私も笑った 顔の半分が泥まみれの 君枝が可笑しくて可笑しくて やがて笑いは伝染する クスクス ゲラゲラ 雨の音にも負けない笑い声