恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

「おっ、うまそう。いただきまーす」


今夜のおかずは母の手作りハンバーグで、大輔の大好物だ。私ももちろん好きだけど。


3人でご飯を食べはじめると、私の皿に大輔が付け合わせのプチトマトをひょいひょいと3個箸で摘んで乗せてきた。


「なによ?」


「ミイは好きだろ、コレ。やるよ」


「いらない」


「いいから、遠慮すんなって」


「こんなもので私の機嫌を取ろうったって、そうは行かないんだからね?」


「分かってるよ……」