恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

そのまま私はまた大輔の部屋に上がっていた。

そしてベッドに並んで腰掛けている。


「洗濯物を畳まなくていいの?」


「後でやるからいいよ。それより、もう落ち着いたか?」


「うん、大丈夫」


「そっか」


ああ、ドキドキする。


私は、大輔に気持ちを伝えるつもりだ。長年の想いを、正直に。大輔に拒まれるのは恐いけど。


私はひとつ大きく息をすると、俯いたままゆっくり話を始めた。


「西条先輩とのお付き合いは止めたの」


「だろうな」


「西条先輩とはお付き合いと言っても、お茶してお喋りするだけだったの。しかも私は聞き役専門だった」


「ふーん。気持ちはどうなんだ?」