恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

床に鞄を降ろし、ベッドにチョコンと座っていると、大輔がトントントンって感じで階段を駆け上がって戻って来た。


「どっちがいい?」


そう言って大輔がお茶とスポーツドリンクのペットを差し出したので、私は「こっち」と言ってお茶の方を戴いた。


大輔は私の隣に座ると、スポーツドリンクをゴクゴクッと喉を鳴らして飲み、私は小さいお口でお茶をゴクンと飲んだ。


「おまえ、緊張してる?」


「そ、そんな事ないよ」


と言ったものの、実際は緊張しまくりで、胸がドキドキしていた。


何か話す事ないかなあと考えたら、昼休みの事を思い出した。


「あの、今日はごめんね?」