恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

大輔は、部屋に入るとすぐにエアコンのスイッチを入れた。


「すぐに効くから、ちょっとがまんな?」


「うん、大丈夫だよ」


「梅雨明けしたらしいな?」


「そうなんだ……」


なんて言いながら、私は大輔の部屋を見回した。


私の部屋より綺麗じゃん。

ここに来たのはいつ以来かなあ。覚えてないや。


「ココに座っててくれる?」


大輔はそう言いながら、ベッドの布団を平らにしていた。


べ、ベッドかあ……


私の部屋でもベッドに座るんだから同じはずなのに、緊張しちゃうのはなぜだろう。

ホームとアウェイの違いかな?