恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

部屋って、大輔の部屋だよね?


って、当たり前か。どうしよう……


「イヤなら無理にとは言わないけど? 今日、おやじさんの帰りが早いかもしれないんだよね」


おじさんの帰りが早いのと大輔の部屋に行くのと、どういう関係があるんだろう……


あっ。


分かっちゃったかも。
ああ、ほんとにどうしよう……


「やめとくか?」


「ううん、行く。ひ、久々に大輔の部屋を見たいから」


「ん。じゃあ来いよ」


私は大輔に続いて階段を上って行った。緊張で膝をガクガクさせながら。