恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

学校から帰ると、私は自分の家を素通りして大輔の家に向かった。


呼び鈴を鳴らすと、Tシャツに短パン姿の大輔がドアを開けた。


「よお」


「あ、あの、また洗濯物を畳むの、手伝ってあげようかなって……」


「ふーん、どうぞ」


“おじゃましまーす”と言って靴を脱ぎ、この間と同じように1階の和室に行こうとしたら、大輔に腕を掴まれた。


ハッとして大輔を見上げたら、


「もう畳み終わってんだよね」


と言われてしまった。


「そうなんだあ。じゃあ、か……」


“じゃあ帰るね”と言おうとしたら、大輔がそれに被せて、


「部屋に来ないか?」


と言った。