恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜

「私が気にするのよ! バッカじゃないの?」


私は勢いよく大輔を振り返ると、腰に手を当てて背筋を伸ばし、大輔を睨みつけてやった。


すると大輔は驚いたような顔をして、視線が少し下に向かった。私の胸のあたり、かな。


「おまえの裸なんて、見慣れてるし」


大輔は視線を逸らしたまま、ボソリとそう言った。


「なっ……、いつの話よ!」


大輔とは小学校の頃まで一緒にお風呂に入っていた。今思うとめっちゃ恥ずかしいけど。


大輔はその事を言ってるんだと思う。あの時ではなく。