―――急いで支度をしている私の姿が、鏡に映っている。 ふと隣の壁に目をやれば、カレンダーの今日の日にちに丸印と【my Birthday】の文字。 自然と緩んでいく頬。 …と、こんな事してる場合じゃなかった。 急がないと遅刻してしまう。 彼との待ち合わせ場所に向かう足が、次第に速さを増していく。 気が付けば走り出していた。 一刻も早く彼に会いたい。 会いたい。 会いたい。 会いたい……