ただ、今回は違った。 何かが俺をひきとめているような…。 その後も、木野元を見つめていた。 いつの間にか入学式は終わり、海翔とクラスに向かった。 席は運悪く海翔の隣だった。 よかったのは、席から木野元がよく見えること。 相変わらず木野元を眺めていると、ふと、木野元がこっちを向いた。 交わる目線。