夢だったのか。と呆然としてたら、いきなり、今まで流さなかった涙が溢れ出した ちょっと…。 わかった、呼ぶよ、ヒュヒュッ。その代わり、絶対冷明姫助けたら、姉さんは絶対生きるようになるんだよな。と睨む も、もちろんよ。 目の前には高い崖で行き止まり、だからトキで上昇するわけか。 垂直にびゅーんと飛ぶから、大猫は落ちそうに うぁ、と落ちそうになっても、明花は操縦しながら、片手でつかんでくれた、その手には温かみがあった もう、恥ずかしがらないで、ちゃんと私にしがみついて。集中できないから。