───────── 五年後… 「ママぁ~、パパぁ~!!」 あたしと遊くんは結婚して…… 愛しい子供の親になった。 「夕陽ぃ~! 転けちゃうから走らないでぇ~!!」 2歳になる娘は、あたし達の顔を見ると、駆け寄ってくる。 「ほぉ-ら、パパが肩車してあげるからね~。」 顔をユルユルに緩まして、夕陽をみる、遊くんの姿が、今ではもう当たり前になってるぐらいに、遊くんは夕陽を溺愛してる。