初めに、先輩は、あたしの指をちゃんとみたいと言ってくれた。 これからも隠し通せる訳じゃないことは分かってた。 だけど、家族以外に未だ欠けた指を見せたことは無かったから……正直言って怖かった。 先輩に限ってそんな事はないと信じていたけど、“もし、気持ち悪いと思われたら?嫌いになっちゃったら?”と言う考えが頭から離れなかった。