彼から離れ、野菜やお肉を焼いて行く。

とうもろこしを銜えてると、倉木さんと目が合った。



「意外に子供みたいな行動をするんだね」



「ほほぉへふは(そうですか)?」



普通だと思ってたけど。

ポッキーを銜えたまま勉強だって出来るし。



「憂愛、箸が落ちた」



「…新しいのを出せば?;;」



「だよな」



兄貴の方が、十分に子供だ。

今までやりたいようにやって来たから、人と同じような、一般的な事が出来ないんだ。

世話が焼ける息子が出来た気分。

嫌な気持ちではないけど。