意味がわからない為、なかった事にして野菜をまた乗せる。

人参・玉ねぎ・椎茸・ピーマン・トウモロコシ。

たくさん買い込んだから、たくさん食べないと。



「章造ぉ!憂愛ぁ!みんなぁ!たらいまー!」



紀斗さんとお肉を乗せようとしてると、近くの自販機にジュースを買いに行った小春が帰宅。

でも、様子がおかしい。

ジュースを持ってないし、酔ってるようで、酒臭さも赤みもない。

私が小春に近付くと、「あ、ハエ!」と、何も付いてない腕をバシンッと叩かれた。



「いた…っ」



「ごめぇね?飛んでったみたい!」



小春に何が、あったんだろう。