俺は、ありあに 嫌われたくなくて、 触れるのを我慢してた。 それがありあを 不安にさせてた。 「ごめん。ありあ・・・。 俺、ありあに嫌われたくなくて、触れられなかった。」 ありあの涙を 親指で拭う。 『あたしが、千隼を 嫌うわけないじゃない。』 え?? 『好きな人になら、 触れて欲しいに 決まってるでしょ!!』 今日のありあは ツンツンなのか、 デレデレなのか。 俺も我慢の限界。 ありあをキツく 抱きしめた。