しばらく歩いていくと、少し薄暗く日陰になっている所があった。 「暑いから入ろ…」 優はそこで少し休むことにした。 「学校にこんな所があったんだ…明日からここに来ようかな…」 さっきの事を思い出したら涙が出てきた。 ポロポロと次から次へと涙が溢れだしてくる。 「うぅ…りっちゃんのバカぁ…ヒック」 「どうしたの??」 「へっ……?」 振り向くと後ろには、かっこいい男の子がいた―…。