そ…そうだけど。

補欠なんて居て居ないようなもんじゃん!

「でもーーーっ!!」

と駄々をこねる私に担任の一言。

「まぁ…彩夜が無理なら他の子でいいけど」

悲しそうな担任の目。

うっ。

そう言われると断れないのが私。

「わかったよぉ…」

これはもうしょうがない…と諦めて、走る決意をした。

「さんきゅーっ☆あ、全員リレーもね!」

……はい?

驚いて担任の顔を見る…けど

「はぃ…やりますよ…」

無言の圧力から、渋々了承。