下からガッシャン、ドタン、

「バカかオマエッ!」

と、叫ぶアズの声。


さすがにこれはちょっと反省。



今回は彼女が鈍感アズを相手に頑張って行動を起こしてくれたから、協力してあげるつもりだったんだけど・・・・

かなり無謀なことを強いたみたいだ。

いや、あのキッチンの惨状とあのシュークリーム食べた時点で腕前くらいは分かっていたつもりだけど。


だって、あれ百パーアズ印の味だし。

微塵もオリジナリティーを含ませないほどに酷いのか、彼女の料理の腕は。





が途端に静かになった。




あ~・・・まさか、アイツ本能のままに喰っちゃってる?



ま、いいか。
一応合意の上だし。



アズに自覚はないけどちゃんとココロは伴ってるから。

突っ走りの行動の遥か後ろの方で、追いつくのに時間が掛かりそうだけど。





ホント、一体アズの何がいいんだろーね。



安藤さん、苦労するよ?











◆end◆