“綺麗!!”

“どういう仕掛け?”

私は舞いながら様子を見ると刹那が霊力で雪を桜に変えてくれていた。

私はそのまま最後まで舞い通し舞は成功におわった。

「ふう・・・」

「なかなかよい舞であったぞ。」

控え室で休んでいると刹那がやってきた。

「あ、刹那。」

「おぬし途中で様子がおかしかったがどうしたのじゃ?」

「あのね、急に声が聞こえたと思ったら桜が1枚降って来たの。」

「声?」

「ええ。見つけたって。」

「見つけた?」

「うん。だけど聞き違いかも・・・。あ、それより桜ありがとうね」

「気にする出ない。あれくらいたやすいものだ。」

「おかげで無事最後まで舞い通せたよ。」

「舞は神に捧げるものだ。あのような舞を捧げられたわしは幸せ者じゃな。」

そう言って微笑んでくれる刹那に私も微笑み返す。

だけどすこしだけあの声が気になっていた。