「いりません・・・・。」

声を振り絞って言うと白夜は申し訳無さそうに膝を折る。

「この度はわが君主が申し訳御座いません。」

丁寧に頭を下げてくれる白夜。

「え、ちょ、頭を上げてください!」

私は慌てて駆け寄り頭を上げてもらうように頼む。

「でわ、許してもらえますか・・・」

「っそれは・・・」

私は黙ってしまう。
するとゆっくりと白夜は頭を上げた。