「鬼を思うあなたに嫉妬したのよ。刹那様あなたに本当に惚れているのね。」

「いえ・・・」

恥ずかしくて下を俯く。

「さあ。仲直りをしなきゃ!」

「・・・・はい。」

私は温かい気持になった。

「さあ。帰りなさい。あなたの本当の世界に。」

「はい!」

そう言って歩き出そうとした瞬間誰か腕をつかまれた。