桜の木の前で

「刹那の髪が伸びているのは妖力の影響?」

「多分、そうではないかと。」

そんな会話を交わしているとこちらに巍然が攻撃を放つ。

「瑠璃危ない!」

泉里が此方に手を伸ばすが届かない。

「きゃっ!」

防げない!!

目を瞑ろうとした瞬間―――――