桜の木の前で

「へえ、結構やるねえ」

巍然は優雅に微笑みよける。

そして竜巻を巻き起こし刹那めがけてはなつ。

「刹那っ!」

私は思わず叫ぶが、刹那はさっと避け次の攻撃を繰り返す。

「どうしよう・・・・」

2人の戦いはきっとどちらかが死ぬまで終らない。

でも、どちら死ぬの?

私はどちらにも死んで欲しく無い。

そんなの甘い考えですか?

そんな事を考えながら上を見上げる。