数十分後瑠璃が部屋から出て来た。

ああ、やはり瑠璃はここ数ヶ月で綺麗になったな。
可愛さと綺麗さをかねそろえるようになってきた。

「刹那!どう?」

少し不安げに尋ねてくる瑠璃。

「綺麗じゃな。」

素直に呟く。

「んじゃ行って来るね?刹那ちゃんと見ててね?」

子供のいたずらに微笑む。

「ああ。しっかりと見ておるから案ずるな。」

「うん!」

しっかりと頷くと嬉しそうに瑠璃は舞台へと走っていった。