桜の木の前で

「あなたたちは・・・強いのですね。」

「ふふっ私たちは全然強くないですよ?」

「いや、俺らにないものを持っている。」

「あなたたちに無い物?」

「ああ。未来を変える強さだ。俺らは諦めていた。これが運命だって。」

「ええ。だから私は命を呈して泉里様を守ったの・・・」

「それは間違いではないわ。だけどね?私、2人の人生は幸せなものになってほしいの。未来のあなたたちは見ていられないから・・・。」