桜の木の前で

「よかったあ・・・・生きてる!」

思わず私は真珠さんを抱き締める。

「え?あなたは?」

「私は瑠璃よ。未来から来たの。」

「み・・・らい?」

不思議そうにこちらを眺める。

「ええ!私未来から来たの。本当はね?過去に貴方たちになにがあったのかを知るために着たんだけど・・・・」

「過去をすこしばかり変えてしまったというわけじゃ。」

「少しばかり?」

「そうじゃ。本当はおぬしは力を使い果たしあそこで死ぬ運命じゃった。しかし、瑠璃がおぬしを助けたことにより過去がかわったのじゃよ。」

「でもそんなことしたら瑠璃が・・・」

泉里が不安げに呟く。