無数の敵が泉里に何かを投げる。

もう駄目!

そう思った瞬間光が森を包んだ。

「真珠!」

目を開けると。真珠さんが倒れていた。

「よかった・・・私、力になれて・・・・

「お前、何故霊力を解放したんだ!お前の体力で霊力を開放したら・・・・」

「わかっているわ。でもあなたに生きていて欲しかったの・・・」

「っ。」

泉里は涙を流しながら真珠さんの手を握る。

「ずっとあなたの傍に居ることを忘れないでね・・・・」

「真珠!!!」

静かにでも確実に真珠さんの命が無くなる。

「っそんなのいや。」

「瑠璃?」

「見ているだけなんていや!」

私は強く叫び脚を動かす。

過去に縛られる?

そんなの関係ないわ!

これは過去かもしれない。

だけど私にとっては今よ!!!

そう強く念じると光が体を包む。