「刹那!何故こんな危ないところにきたの?」

私は走りながら尋ねる。

「おぬしが一人で無茶をするからと目に来たのじゃよ。」

「もう。でも・・・・嬉しかった。」

「ああ。」

そういって走るスピードを上げた。

「泉里様!!!」

森全体を引き裂くような悲痛な声が響き渡る。