「刹那何故ここに!?」

「瑠璃の母上の力じゃ。」

「お母様の・・・。」

「おいおい君たち俺を忘れてない?」

「巍然・・・」

私は悠然と立ち尽くす巍然を見る。

「君、狐だよね。」

「そうじゃ。」

「瑠璃の何?」

「恋人じゃよ。」

そういって私を抱き締める。

刹那の腕だ・・・・
思わず泣きたくなる。