「私はこの鏡をどうすればいいの?」

「この鏡が必要とされる時、君の霊力でこの鏡を開放して欲しい。」

「わかったわ。その代わり私からもお願いが有るの。」

「なんだい?」

「目を瞑って?」

「こう?」

「ええ。」

目を瞑った無月にそっと口付けをする。

「桔梗?」

驚いたように無月が目を開く。