「智!!!さーとーしーー!!!」
今でも目を瞑れば椿の声が聞こえてくる。
俺は椿がいなくなってから、
まるで魂が抜けたみたいになにもやる気が起こらない。
そんな俺をみて母親はいつもいう。
「自分の気持ちをはっきりさせなさい。
そして椿ちゃんを迎えに行ってあげなさい。」
でも、そんな言葉ですら耳には入ってこない。
「お兄ちゃん???まだお寝んねしてるの??
サクラと遊んで!!」
「ごめんな・・・。サクラ・・・・。
お兄ちゃん風邪ひいちゃったみたいだからまた今度な・・・。」
今までサクラの頼みを断ったことがない俺が最近ではサクラを見ることがつらい。
そんな夜俺は夜空に輝く星を見ていた。
「なぁ。椿。
お前は気付いてないよ。
俺はいつの間にか椿なしでは生きられなくなっていた。サクラより・・・。
お前の存在のほうが大きくなっていたんだよ。
椿・・・・・・・。
お前に会いてーよ・・・。」
椿・・・。俺のこの気持ちお前に届いてるか・・・???
俺がいつまでも学校に来ないことを心配して
七海と涼が来てくれた。
涼「智・・・。お前いい加減学校来いよ。」
智「・・・・・・・。」
俺が何も言わないと
七海「・・・・・智君。
いい加減にしてよ。
椿がどんな思いで智くんと別れたと思っているの???
椿が今何を抱えて生きていると思っているの???
早く椿を守れるくらい強くなって。
椿を迎えに行ってあげてよ!!!!!」
智「・・・迎えに行く・・・?俺が?
迎えに行ったら椿は戻ってきてくれるのか・・・?」
七海「智君。椿が智君と別れてからどんなに泣いてどんなに苦しんで・・・。
今もまだ何に苦しんでるか智君にわかる???
椿は自分が今辛いはずなのに私の恋を応援してくれてた。
そんな優しい椿をいつまでも迎えにいかないつもり???
智君が生まれ変わって迎えに行ってあげてよ!!
自分の気持ちにきちんと整理をつけて!!
じゃないと・・・。椿はきっと壊れてしまう。」

