なのに高橋はその情報を知っていた。

「なんで松川組に行く事を知ってるの??」

『なっ・・・。何でってそりゃ・・・。噂だよ噂!!』

明らかに動揺してる。でもまだだ。まだワナにかかったフリをしなければ。

「あっそ。」

『おう。』

「別について来なくていいよ。組の仲間もいるから。」

『そうか??』

「うん。心配かけてごめん。もう行くね!!」

『あ・・・。おう。また教室で。』

私が教室に戻ると智がもうきていた。

『椿!!おはよう。昨日は話せたか??』

「おはよう!!!話せたよ!!ありがとう。
あのさ。智に話があるから1限目サボれる??」

『いいけど・・・。』

「屋上行かない??」

『おう。』

智と屋上に行こうとした時・・・。

『なに2人で??私は仲間はずれ??』

『俺は??』

後ろから話しかけてきたのは・・・。

「七海・・・。涼・・・。」

『俺らも話聞かせて』

『涼には椿のこと話した。勝手にごめんね。』

「でも涼。私と関わると危険だよ??」

『いいよ!!俺こう見えても強いんだぜ!!』

「ありがとう。」

私達4人は屋上に行った。

そこで私は話した。

高橋のこと。そして今日松川組に行く事。

「まずね。私今日松川組に行って来る。
そして直接手紙を渡してくる。」

『はぁ!!そんなの危険すぎだ!!』

智はいきなり怒鳴ってきた。

でも私は冷静だった。

「大丈夫。龍雅も青葉もいるから。」

『俺も行く。』

「今回だけはだめ。」

『何でだよ!!』

「今回だけはだめなの・・・。」