初めて智と向かえた朝はいつもと違って気持ちよかった。
朝、目が覚めると隣に愛する人がいる。
私は隣にいる智をずっと見ていた。
整った顔・・・。私には本当にもったいないくらいの彼氏・・・。
私が見つめすぎたのか・・・。
『ん・・・んん』
「・・・ごめん・・起こしちゃった??」
『いや・・・。大丈夫・・・。』
「・・・おはよう・・・。」
『おはよ・・。』
智と何回か言葉を交わすと・・・。
そっと私の頭を自分のほうに引き寄せ・・・。
朝から私と智の唇がそっと重なった・・・。
「・・・朝から照れるから・・・。」
『だな・・・。
飯でも食いにいくか!!』
「うん!!」
私と智は着替えてから洗面所に行きリビングに行った。
リビングには智のお母さんとサクラちゃんがいた。
『あら!!早かったわね!!おはよう!!』
「おはようございます。」
『ゆっくり眠れた??』
「はい!!」
『智!!椿ちゃんに変な事してないでしょうね!!』
『ばっばかやろ・・・。してねーよ』
『怪しい・・・。』
『うっせー腹減った。』
『はいはい』
『椿お姉ちゃん!!おはよう!!』
『サクラは本当に椿ちゃんが好きね!!』
『うん!!』
「おはよう!!サクラちゃん!!」
『さぁ。ご飯の用意が出来たわ!!』
「「いただきまーす」」
工藤家で食べる初めての朝食・・・。
智と付き合ってからの私は初めてが多かった。
朝食を食べ終えると・・・。
『椿!!今日どっか行く??』
「いいの??」
『あぁ。』

