「…僕ハ知ってるネ。だから、言っておきたいんだ。君もそういう結末を送るかも、だからネ」

奏梧は思わぬところで
日向の死体のその後を聞き出した。
アンディはかつての仲間で
奏梧が裏のバイトから足を洗った後も、
むしゃくしゃした気分を紛らわすため
アンディからアイテムを買っていた。
アンディはネイチャリストなので
人工物にはたよらない。

——自然のものが一番ハッピー。

彼の口癖だ。
アンディはジンをあおりながら
奏梧にやけっぱちな口調で告げた。