翌朝——

奏梧が迎えたのは、
いつものやり取りでさえ、
茶化してしまいたくなる様な、
そんなまるで、
ウソツキな朝だった。

空は相変わらず冷え込み、
いつのまにか、
粉雪がちらつきだしていた。