「こうなりゃハワイで豪遊だ~!金髪ネェちゃんとトップレスサミットでも開くからよぉ…っと」

支店長は鞄から取りだした札束を、
しばらく見つめ、決意を固める。

「そう、いいさ…いいんだ…これで、もう充分じゃないか」

マヤは心の中で思った。

私は神を呪っていたのだろう。
生まれた全てのことを。
そう、終わりになど、
手を伸ばさないで、
私を救い出して欲しかった。