THE BEST REVENGE

「その後のこと諸々考えて、手伝ってたんじゃないんですか?」
「いや特に」
「それにしたってちゃんとしたビジョンぐらいあるでしょう!?」
「ああ…君、何だとと思う?」
「え?」
「私はどうなると思う?」

マヤは、しばらく考えて

「それは…分かりません」

そう答えた。

「そうか…じゃあ、このまま銀行に残っていたら、私はどうなっていた?」
「このまま、残っていたら…ですか?」
「そう。このまま残っていたら、だよ!」

支店長は必死だった!
だがこの問いに
マヤは即答だった。