THE BEST REVENGE

「……なあ、血液のブレンドって、しちゃいけなかったっけか?」
「無茶苦茶言うなよ。ま、どっちも同じRH+A型だけどさ」
「まあいい。どっちでもいいや。俺の中に注いでくれ」
「ええ?」
黒崎は一瞬動揺したが
それに対し反対することも
思いを留める事も出来なかった。
それをしたらどうなるとか、
次の事なんて、
もはや必要ないことだ、と
今の奏梧を見て、思うしかなかった。