その両親に口を一切挟ませず、
自分自身で決めて選んだ道こそが
SUISIDE×GARDENであり、
アキラと音楽を奏でる、
ということだった。
黒崎は生活環境も手伝ってか
生まれてから今まで、
失うことを知らないでいた。
何か失った時、
どれだけ自分を喪失し、
弱さをさらけ出し、
それを包み隠すためなら、
悪魔の企みでも、
狂気の沙汰でも、
平気に手を出すこと、
それを今、
奏梧とまみえたことで、
ゆっくりと知りつつあった。
狂えるベクトルの、
その危うさを知り、
黒崎は諭すように、奏梧に告げた。
自分自身で決めて選んだ道こそが
SUISIDE×GARDENであり、
アキラと音楽を奏でる、
ということだった。
黒崎は生活環境も手伝ってか
生まれてから今まで、
失うことを知らないでいた。
何か失った時、
どれだけ自分を喪失し、
弱さをさらけ出し、
それを包み隠すためなら、
悪魔の企みでも、
狂気の沙汰でも、
平気に手を出すこと、
それを今、
奏梧とまみえたことで、
ゆっくりと知りつつあった。
狂えるベクトルの、
その危うさを知り、
黒崎は諭すように、奏梧に告げた。



